ＭＸさん、貴社が「ニュース女子」の放送を終了したことを、私たちは歓迎します。一大スポンサーＤＨＣと取引しないことにしたのは、たとえ相手側の判断だったとしても、英断でした。ＤＨＣは確信犯的に差別・排外主義をばらまいているので、取引には大きなリスクがつきまとうからです。　

　ただ、貴社は事実に基づかない内容を地上波で放送し、視聴者に沖縄への偏見をあおったにも関わらず、いまだに訂正・謝罪をしていません。報道によると、「番組に虚偽は認められない」などの公式見解を消去し、役員報酬の一部を自主的に返上、考査部を増員したそうですね。しかし、これだけでは、誰が、何を、どう反省しているのかがわかりません。

　また、市民有志は貴社の良心を信じ、立ち直ることを願い、気持ちを込めて丁寧に語りかけてきたにも関わらず、私たちのことを「暴力集団」のように社員に説明し、申し入れ書も受け取らず、無視し続けていることについても、非常に残念に思っています。

　 公共の電波を預かる企業として、貴社には社会的責任があります。反省し、改めなければならないことがあると認めたのなら、それを言葉で公式に示してください。その中に訂正と謝罪が入っていることを期待しています。

　（2018年6月、沖縄への偏見をあおる放送をゆるさない市民有志）